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■街のシンボルへ 黒羽根内科医院旧館 その1
旧黒羽根内科医院旧館

左右対称の造りが特徴の旧黒羽根内科医院旧館

 伊勢崎市で県下1になるものを何か知っていますか?本町にある「黒羽根内科医院旧館」は、木造洋風医院建築として、実は県内最古の建物なのです。そんな建築物を街のキーステーションとして再生させようと、この秋に何と建物ごとの引越しが予定されています。黒羽根内科医院の魅力と意味について当建築物の調査、移築再生を請け負っているNPO団体「街・建築・文化再生集団(通称RAC)」の理事、栗原昭矩さんに案内していただきました。

 明治維新後、全国各地に続々建てられた洋風建築。ここ伊勢崎市も例外ではなく、洋風建築の建物が数多く存在していたといいます。しかし現存しているものは数少なく、ここ内科医院旧館は名前からも分かるように、10数年前までは医院として使われていた建物です。

Q:マイタウンいせさき
A:RAC栗原昭矩さん

Q:いつごろ、どのような目的で建てられたのですか?

A:明治45(1912)年に今村医院として建てられたようです。今村家は伊勢崎藩の藩医にも登用されています。その後黒羽根家の所有になり、ここ最近は地元商店会の事務所に使われていたこともありました。黒羽根家からの寄贈を受けた伊勢崎市から、街のシンボルとして再活用したいという依頼を委託して引き受けています。

Q:建物内を調査されたそうですが、何か発見がありましたか?

A:ありました。屋根裏の調査を行ったときに、棟札が出てきました。木の板に建築年と依頼者、設計に関わった人の名前が銘記されているものです。それまでは、口頭伝承により、明治37年に建てられたらしいということだったのですが、8年ほど若返った(笑)。それに、調査を進める中で、この建物はいわゆる擬洋風建築でなく、和洋折衷と呼ぶにふさわしい非常に価値の高い建物だということを確信しました。

外観の特徴を示す

RACにより展示されている外観の特徴を示す写真

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