鍛金アーティスト 藤田 美恵子さん
この作品は精神を含めた自分自身の内面を表現したとのことで、藤田さん自身、非常に思い入れの深い作品だそうです。・精神の大切さ・たのしさ、やさしさ、明るさなどの精神が高揚する様を表現しているとのことです。素材に金属を使うということで、どうしても男性的な力強さが作品にでてしまいがちですが、この作品は、女性の持つデリケートな部分、女性のやわらかさが伝わってくる作品になっています。作品に近づいて見ると、パーツ一つ一つの高さが微妙に違っています。この高さの違いで奥行き間をだし、精神の交差する模様を見事に表現しています。また、金属の光沢の部分をうまく利用し、近づく人の洋服のカラーが反射して、作品が色づいて見えるのです。素材は真ちゅう、アルミ、銅、木板などで、ペイントしないのは、素材の持つ質感、色合いを活かしたいとのことでした。
作品名「Nine Brass & Black」
こころの中の思い一つ一つを黒板と真ちゅう板で表現しています。近寄って白いアルミ版を見ますと、無数の傷がつけられているのがわかります。繊細な表現をしています。
作品名「The Memory of Three Moons」
三つの月を表しています。上の月は丸く黒い部分 中間の月は 赤く見える銅版の部分 下の月は真ちゅうの部分です。
作品名「湧勢」
黒地にコントラストがはっきりと映っています。 湧き上がる強さを表現しているそうです。
作品名「記憶の相貌」
この作品は内面の記憶の移り変わりを表現しています。 白地のアルミ版の傷の付けぐわい、微妙な違いがわかりますでしょうか。