■ 小児科夜間救急当番診療開始される
平成14年10月1日より、伊勢崎佐波医師会病院と伊勢崎市民病院の協力体制のもと、夜間の小児科救急診療の当番体制がスタートいたしました。小児科担当の先生にお話を伺いました。
伊勢崎市 佐波医師会病院 病棟

 伊勢崎市 佐波医師会病院 坂内医師

 

 
伊勢崎佐波医師会病院
小児科部長の
坂内優子先生
■下植木町の伊勢崎佐波医師会病院■

夜間診療日(夕方5時以降翌朝9時まで)
月、水、金、土・・・伊勢崎佐波医師会病院
 火、木・・・伊勢崎市民病院
小児科の夜間診療は、坂内先生をはじめ小児科の専門医が率先して、行っているもので、各先生が当番制で行っています。日勤→夜勤→日勤ではつらくないですか!?の問いに「あたりまえです。」と笑顔で答えてくれました。優しそうでそんな体力がありそうには見受けられないのですが、頼もしい限りです。先生も体をこわさないように。

 ●慢性的な小児科医師不足
 
これまでは、小児科医師不足で両病院とも内科医などの小児科以外を専門とする医師により夜間の小児科診療が行われていたのが実情でした。必要に応じて小児科専門医を電話で呼び出す(オンコール体制)体制が、とられており、担当の小児科医は自宅にいても、いつでも呼び出しに対応できるように昼夜出勤体制をとっているなど、そのご苦労たるや大変なものであったようです。それに加え、急患で病院を訪れる小さなお子さんも、小児科専門医に診察してもらえない・・・など、お子さんを持つお母さんにとっては心配な状況でもあったようです。
 ●小児科救急の必要性
 これでは、いけないと両病院の小児科医を中心に地域の医師らが立ち上がりました。『急患を早く処置しなければ本来の救急の意味がない。それも小児には小児科の専門医が必要。』。大人であれば、自分自身で市販の薬を飲むことも出来るが、小さな子供たちは、ただただ泣き叫ぶだけ。こどもを持つ親の心中を思えば、いても立ってもいられない気持ちです。
 ●献身的な努力が実を結ぶ
 
小児科夜間救急診療は、そんな小児科医の先生達による自発的な努力によって、開始されることになったのです。小児科医たちは、『病院に訪れる子供たちは、最初から小児専門医が見てあげたかった・・』そんな想いから両病院で何度も話し合いをし、協力体制を整える、専門医師の確保等の努力を行い、ようやく実を結んだ結果なのです。
伊勢崎市 市民病院 病棟

協力体制の伊勢崎市民病院
伊勢崎市 佐波医師会病院 検診にいらした方

 乳幼児をつれて検診に来ていたお母さんたち

 ■あくまで救急です!!■
 伊勢崎佐波地区の小児科開業医は11名、この数は全国的に見てもけっして少なくない。この地区の住人は恵まれているほうだったのです。だから、危機感もあまりなかった。他の県では、小児科医不足から、充分な小児診療が出来ず問題になっている。
 この小児科夜間診療は、あくまで救急なのです。薬を昼間取にこれないので夜に取にくるでは困ってしまう。中にはこんなコンビニ感覚の方もいるようだ。10月1日からスタートした小児科夜間診療、夜間だけで、1日20人もの患者が診療を受けにくるという。それも前橋や太田地区からも診療を受けにくるというのだ。もちろん、先生たちは公平にみてあげている。
 核家族化が進み、家からはおじいちゃん、おばあちゃんがいなくなった。こどもの育て方のわからない親が増えている。それにもまして、いろいろなメディアからの情報過多!!少しのことで、小児科に来てしまう。子を思う親の気持ちもわかるのだが、親も少しは勉強して、子育てを自分のこどもに伝達していかなければならないのだろう。普段から小児医療に興味を持ち、対処できるようにしなければ、小児科医師達がいてくれるからでは、本当は済まされない問題なのである。



伊勢崎佐波地区小児夜間救急担当病院早見表
日中9時ー17時
市民病院&
医師会病院
従来どおりです
市民病院&
医師会病院
夜間17時ー9時
医師会病院
市民病院
医師会病院
市民病院
医師会病院
医師会病院


取材日 平成14年10月15日 角谷

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